インタビュー

山口祐輔(やまぐち ゆうすけ)

株式会社ビルドシステム 専属トレーナー / Mendixアカデミー Official Trainer(日本初) / 株式会社リンク 代表取締役社長

山口祐輔(やまぐち ゆうすけ)
経歴
2003~2007年

カスタマーサポート業務に従事

プロダクト / サービスサポート業務
・Microsoft社Windows
・Windows Server
・Office
・Security Information Center
・Trend Micro社ウィルスバスター
・ウィルスバスターコーポレートエディション

Customer Satisfaction業務
・Microsoft社Security Information Center

2007~2013年

IT教育会社勤務
ネットワーク、セキュリティ、プログラミングなどのテクニカル研修だけでなく、コミュニケーション、モチベーションなどビジネス研修まで幅広く講義を行う。

2013年~

現在IT教育会社「株式会社リンク」設立
一般法人、公益財団法人、自治体、学校向けセミナー・研修講師
各種資格試験対策コース開発 / 各種ガイドブック開発など
仮想化技術については数少ないVMware社認定トレーナー資格を持ち、近年ではクラウド、IoT、AI研修を積極的に行う。

2015年~

青山学院大学非常勤講師
Ingress / Pokemon Goを用いた社会貢献活動講座を務める。

2018年~

Mendixインストラクターとして活動開始
2020年9月~イントロダクションコース初登壇
2021年12月 日本初のMendix Official Trainerとして認定
2022年3月 日本初のMendix Official Intermediate Course
 登壇

Q.01

経歴と現在のお仕事について教えてください。

Microsoft カスタマーサポートにて、Windows OS、Security Information Center などでエンタープライズユーザのサポートを担当していました。その後Security Information Center のCS担当に携わったのですが、業務の中で人に教える場面が増えてきて、それを楽しいと感じるようになり、IT教育の専門会社として「株式会社リンク」を設立しました。

現在は主に一般企業や自治体、学校向けのセミナー・研修講師として活動しています。主に企業向けのコンピュータ基礎、ネット、セキュリティなどインフラ系をはじめ、JavaやPythonなどの開発系のカリキュラム、さらに、新人研修やコミュニケーションなど、幅広く手掛けています。

また、各種 資格試験対策コース開発 / 各種 ガイドブック開発なども行っています。特に、仮想化技術については数少ないVMware社認定トレーナー資格を持ち、近年ではクラウド、IoT、AI研修を積極的に行っています。

高度IT時代の企業経営においては、人材やノウハウのような目に見えない資産の強化が不可欠です。そのための情報知識武装をご支援すべく、本当に信頼できる教育サービスと、お客様の信頼を「結ぶ」=「リンク」する会社でありたい、との思いのもと、日々活動しています。

Q.02

ビルドシステム、Mendixとの出会いは?

2018年10月にビルドシステムから講師仲間を通じてMendixの講師をやってほしい、と依頼を受けたのが最初のきっかけです。当時はまだローコードが出始めの頃、まだMendixが日本に入ってきたばかりの頃でした。

ローコードという言葉は知っていても具体的には使ったことがなかったのですが、ご依頼を受けて自分であれこれ調べてみて、使ってみた印象として「これは、来る。」と感じました。

私自身プログラミングを長年にわたって小学生から社会人まで様々な人に教えてきたわけですが、言語を勉強しないと欲しいものが作れない、というのは最初のハードルが高いと感じます。しかしMendixはその垣根を取っ払い、初心者でもアプリを作ることができます。レゴブロックを組み合わせて動かすような感覚で、提供されたコンポーネントやアプリケーションを組み合わせることで誰にでも頭に描いたアプリを動かすことができる、というのはすごいと思いました。

しかもまだ日本ではあまり普及していないサービスだけに、先行して取り組めば面白い展開が期待できる!と直感しましたし、当時まだMendixのトレーナーは日本にいなかったので、それならば自分がまず挑戦してみよう、と、早い段階での参画を決断しました。

そうしてMendixの技術資格を獲得しながら、これまでの経験を活かした日本向けのトレーニングカリキュラムの開発を進め、2021年の12月に日本初のMendix 公式トレーナーとしての認定を受けました。

現在では、イントロダクションコース / Rapid Developer(初級)コース / Intermediate(中級)コース のトレーナーとして、これまで100名以上の受講生にトレーニングを行っています。

Q.03

トレーナーとして心がけていること、苦労していることは?

Mendixは開発業務未経験、プログラミング未経験者でもスキル習得、アプリケーション開発が可能なサービスですから、トレーナーとしては「初学者でも分かりやすいトレーニング」を心がけています。

現在初級(Rapid)と中級(Intermediate)のコースを提供していますが、特に中級については結構難産でした(笑)。というのは、初級は比較的簡単で勉強しやすい内容なのですが、中級はいきなりハードルが上がります。

Mendixが提供するIntermediate試験はかなりレベルが高く、自習だけではなかなか合格しづらいくらい難しいので、それに受かるためのポイント、試験対策をどうカリキュラムに盛り込むか、に苦労しました。

Mendix社提供のカリキュラムに、ビルドシステム独自の試験対策、想定問答集などの対応を加え、なかなか自習や公開教材ではカバーしきれないポイントを盛り込んだオリジナル教材に組み上げています。

この3月に初回のコースを実施したのですが、受講者の理解レベルの向上に実践的に役立つコースになったのではと思います。日本でこのレベルのトレーニングコースを提供できるのは、現在のところビルドシステムだけだと思います。

Q.04

Mendixを習得する早道は?

あれこれ調べるよりも、自分で実際にアプリケーションを作ってみることが最良の勉強方法です。

頭の中でイメージした機能や追加したい機能を調べてアプリに組み込んだり、さらにユーザーの要望を聞いて取り入れたりすることで、自然と新しい技術を習得することができます。

とにかく「習うより慣れろ」の精神で、実践を積むことが一番です。

また、自習ではMendixに関する情報の習得に限界があり、時間がかかったり挫折したりしてしまいがちですので、我々が提供するコースを受講していただくのが一番の早道だと思います。

Q.05

今後の展開とMendix・ビルドシステムへの期待について

これまで私がMicrosoft、シスコなどのサービスベンダの資格試験やVMwareの公認トレーニングなどをインストラクションする中で経験してきた感覚でいうと、Mendixはこれから間違いなくトレンドとして「来る」と感じています。

Mendixをはじめとしたローコード開発が、クラウドや仮想化のように「当たり前」のサービスになっていく流れの中で、日本国内でMendixがNo1.ローコードサービスになるようにトレーニングで技術者を育成していきたいと思います。

Mendixは初めて学ぶ人でもとっつきやすいツールですから、何かの仕事の中で思いついたアイデアを素早くカタチにするのにワードやEXCELを使ってみようかな、という感覚で当たり前に使われるようになると思います。

そのような場面でMendixが選択肢になるように、そしてMendixを国内でNo.1ローコードサービスにすべく、ビルドシステムとともに尽力していきたいと思います。

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