Basic Idea
1990年代、欧米ではソフトウェア企業はアジャイル手法を導入することにより、ソリューション開発に計り知れない改善をもたらしました。21世紀には、ITにもソリューションの運用や展開にも焦点を当てた包括的なフレームワークが必要、というニーズがDevOpsを生み出しました。
DevOpsは開発部門(Development)と運用部門(Operation)が連携することにより、ソリューションの提供・修正・更新を行うサイクルを短縮し、信頼性、拡張性、安全性を維持しています。
しかしIT部門とビジネスステークホルダーの連携は不十分であることが多く、開発品と市場要求との間にギャップが生じ、ITプロジェクトの約30~35%は失敗に終わっています。このようなギャップに対処するため、DevOpsプロセスはビジネス・ステークホルダーを包括するように進化しました。
こうして生まれたBizDevOpsは、技術的なバックグラウンドを持たないビジネスユーザー、ビジネスアナリストやビジネステクノロジスト(ビジネスとテクノロジーの双方を理解している人材)、開発者、運用チームが一体となり、ビジネスや市場の要求に沿ったカスタマイズソリューションを迅速に提供するソフトウェア開発手法です。
組織はBizDevOpsとローコードを使用することによりアプリ開発を加速し、市場要求を満足するソリューションを提供することができます。Mendixのようなローコードプラットフォームは、ビジネス、開発、運用の各チームが一体となって、エンドユーザーに価値のあるアプリケーションを提供することで、BizDevOpsを促進します。
ビジネスリーダーが、ポートフォリオ、優先順位をもとにビジネスゴールを管理する。
開発、IT/運用、ビジネスのステークホルダーが一緒になることにより、エンドユーザーからのフィードバックを迅速に実装することが可能です。
ユーザーはワンクリックで変更をデプロイすることができ、コミット後に自動デプロイされるため、エンドユーザーに直接届くまでの時間が短縮されます。
ユーザーからはアプリの改善や新たなビジネスアイデアの創出に向けたフィードバックを入手します。
Mendix Advantage
Mendixが他のローコードツールより最も優れているのは、「開発環境が簡単に作れる」という点です。最初はライセンス不要なので、自分のPCにモデラーをインストールするだけで使い始められます。
Mendixモデラーをインストールするだけで、ローカルで実行環境まですぐに作れます。
本格導入した場合のライセンス価格も2021年に値下げされ、よりリーズナブルになりました。
複数エンジニアが携わるシステム開発では、開発資産の世代管理が簡単にできることは必須の要件です。
1年半~2年でメジャーバージョンアップが行われるほか、マイナーバージョンアップでも多くの機能が追加されます。
Overview
Mendixはローコード開発プラットフォームで、ビジネスのニーズに応じて柔軟にカスタマイズ可能であり、パブリック、プライベート、オンプレミスの環境で利用できます。また、MendixはAIやIoTといった最新テクノロジーと統合することもできます。Mendixのプラットフォームは、アプリケーションの開発だけでなく、デプロイやメンテナンス、監視といったフルライフサイクルをカバーしており、ビジネスのIT化を迅速かつ効率的に実現することができます。
Flow
Movie
Mendixを用いたローコード開発事例、ケーススタディ、トレーニングについて動画で紹介します。
Future Mendix
ローコードが組み込まれたデジタルプラットフォームを介して、パートナーのエコシステムを連携・接続することで開発、管理することができます。これら再利用可能なコンポーネントの組み立て/構成および拡張によってソリューション提供されます。
IT部門は、各部門のビジネス系技術者と協力して、アプリケーションを駆使し、より複雑な統合ポートフォリオを構築します。複数のプラットフォームが共存して、さまざまなビジネス上の問題を解決します。
開発者の不足により、ビジネス側で開発されたユースケースに合わせた単純なアプリケーションが大量に発生しています。多くのプラットフォーム/テクノロジーが利用されている状況です。
Each Link